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「作った曲、どうやってSpotifyに出すの?」——サブスク配信の始め方

完成したトラックがPCの中で眠ってる。それをSpotifyやApple Musicに並べるまでの流れを、詰まりやすいポイント込みで解説する。

2026/7/12

完成したトラックが、PCのフォルダの中で眠ってる。ミックスも詰めた、ジャケも考えた。でも「これ、どうやってSpotifyに並べるの?」——ここで止まってる人、多い。

結論から言うと、配信は難しくない。ただ、初めての時は用語と手順で迷うだけだ。順番に見ていこう。

そもそも、レコード会社がなくても出せる

昔は流通に会社が必要だった。今は「配信代行(ディストリビューター)」を使えば、個人でも世界のストアに曲を並べられる。代表的なのは TuneCore Japan など。ここに音源を預けると、SpotifyやApple Music、Amazon Musicといった世界185ヵ国以上・55以上のストアへ届けてくれる仕組みだ。

収益は各ストアの手数料を除いて基本アーティスト還元、というのが一般的。ただし料金も仕様もサービスによって違うし、時期で変わる。必ず公式サイトで最新を確認してほしい。 ここに書くのはあくまで目安だ。

まず、準備するもの

登録前にこの2つを揃えておくと詰まらない。

  • 音源(WAVファイル): 16bit/44.1kHz以上、1曲10分以内が目安。MP3ではなくWAVで書き出す。
  • ジャケット画像: 正方形、3,000px以上のJPGまたはPNG。ここが一番つまずくポイント。

ジャケは「1000pxくらいでいいだろ」と作って、後で「サイズ足りません」で弾かれるパターンが本当に多い。最初から3000×3000pxの正方形で作っておく。文字が入る場合、はみ出しや低解像度もチェックされることがある。

料金の目安を知っておく

代行サービスの多くは年額制。目安として、シングルで約1,551円/年、アルバムで約5,225円/年あたりが一つの相場感だ(※あくまで一例。プランや為替、キャンペーンで変動するので公式確認を)。

「毎月払い続けるの?」と不安になるかもしれないが、年単位で更新するイメージ。1曲ずつ試したいなら、まずシングルから出してみるのが現実的だ。

登録の流れは、思ったよりシンプル

大まかにはこうなる。

  1. サービスに会員登録する
  2. アーティスト名・曲名・ジャンルを入力する
  3. WAV音源とジャケ画像をアップロード
  4. 配信ストアと配信希望日を選ぶ
  5. 内容を確認して申請、料金を支払う

申請してから実際に配信されるまで、審査で数日〜2週間ほどかかることが多い。リリース日は余裕を持って設定する。 「今日出したい」は基本的に無理だと思っておこう。

つまずきやすい3つの落とし穴

アーティスト名の表記ゆれ。一度「YAMA」で出して、次に「Yama」で出すと、Spotify上で別人扱いされてページが分かれる。最初に表記を決めて、以降ずっと統一する。

権利まわり。使ったビートやサンプルの権利は自分にあるか。ビートメイカーから買ったトラックなら、配信していい契約か事前に確認する。ネットで拾った音ネタをそのまま乗せるのはトラブルの元だ。

フィーチャリングの記載。客演がいるなら、曲名やクレジットに正しく入れる。後から直すのは手間がかかる。

> 音源を作った時点で半分。世に出して初めて、その曲は誰かの耳に届く。

配信後こそ、本番

出して終わり、じゃない。

  • アーティストプロフィールの整備: Spotify for Artistsに申請すると、自分のページの画像や紹介文を編集できる。ここが空っぽだと、せっかく聴きに来た人が離れる。
  • SNS導線: リリースしたら、その曲のリンクをプロフィールやポストに置く。「聴ける場所への最短ルート」を用意しておく。
  • プレイリスト: 自分でプレイリストを作って曲を入れる、仲間と共有する。地道だが効く。

情景で言うなら——深夜に書いたリリックが、翌週には知らない誰かのイヤホンで鳴ってる。その距離を縮めるのが、この一連の作業だ。

最後に

配信のハードルは、昔よりずっと低い。技術より、最初の一歩を踏み出すかどうかの問題だ。まずシングル1曲、出してみる。そこから景色が変わる。

そして——いいラップにいいビートが乗った時、曲は一段跳ねる。CREWUPはラッパーとビートメイカーが出会う場所だ。次にサブスクへ並べる一曲を、誰かと一緒に作ってみるのもいい。

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